歌詞について書いてきたのでここらでちょっと休憩。
わたしの好きな本のお話を。
「好きな映画」
「好きな本」
「好きな音楽」
「好きな画家」
このあたりの話で大体その人をわかってしまえる気がするわけで。
ま、少なくとも気が合うかはわかるな。
本はいろいろ読んでます。
Pencil bunchのブログでも少し載せましたが
ここではもうちょっと詳しく。
「翻訳夜話」村上春樹/柴田元幸(文藝春秋)
出版されたのがもう10年くらい前になりますが、
柴田元幸という翻訳家と小説家村上春樹の対談や
授業の様子を書籍化したものです。
村上春樹はもちろん好きな作家でいろいろ読んでいますが、
ここでは翻訳家「村上春樹」として登場。
「僕」と訳すか「わたし」と訳すか、など
翻訳のノウハウから言葉の選び方などおもしろい話が
たくさん聞ける本です。
中でも楽しかったのが「競訳」。
お互いが既に出版している翻訳本を訳してみるというモノです。
タイトルから違っていたりもして…。
翻訳でその人の世界観が出てくるのがワクワクするし、
「あ、あたし、こっちの方が好み…」
とかもあったり。
音楽でも「カヴァー」として、作者以外が歌うってことは日常。
Fridaもライブでいろいろ歌ってますが
選曲も含めてアレンジやバランスなどセンスが表れるから
オリジナルを歌うのとは違う緊張感がある訳です。
それぞれの翻訳本はこちら。もっと沢山出ていますが…。
「偶然の音楽」ポール・オースター著/柴田元幸訳
「レイモンド・カーヴァー傑作選」レイモンド・カーヴァー著/村上春樹訳